インデックス投資

【9/22FOMC】テーパリング開始の可能性に言及|インデックス投資への影響は?

日本時間9/23にFOMCが開催されました。

ついにパウエル議長がテーパリングの開始時期についても言及しましたね。

会見前後でのS&P500の値動きはこんな感じでした。

Xさん

FOMC?テーパリング?なにそれ?インデックス投資になんか関係あるの?

という方に向けて、FOMCやテーパリングの説明と、今回のFOMCでどういった話がされたかについて解説します。

FOMCやテーパリングについては知ってるよ!という方は以下のボタンで今回のFOMCの話まで飛べます。

今回のFOMCについて

今回の記事の解説内容
  • FOMCとはそもそもなにか?
  • テーパリングってなんのこと?
  • 今回のFOMCで話し合われた内容について

FOMCは米国の利上げを含む金融政策について決定する会合

連邦準備制度 - Wikipedia

FOMC(Federal Open Market Committee)、連邦公開市場委員会といい、

FRBが利上げを含む金融政策について決定する会合です。

FRB

アメリカの経済状況は今こんな風になってるから…どうやって対策していきますかね

という感じで話し合うわけですね。

具体的には、債券の売買や政策金利の利上げ/利下げによって経済状況をどう良くしていくか、が話し合われます。

FRBは日本でいう日銀

日銀は金利誘導や国債の買い入れで金融政策を行ってますね。

FRB(Federal Reserve Board)は連邦準備制度理事会、と呼ばれる機関です。

7名の理事で構成され、議長は大統領が指名します。

今の議長はジェローム・パウエル氏です。日銀でいう黒田総裁。

この人です。

出典:Bloomberg

日銀みたいなもん、といったのはもちろん厳密には違うからです。

FRBは正確には銀行ではなく、実際の中央銀行業務(紙幣発行など)はアメリカの各地区にある12行の連邦準備銀行が行うわけですね。

アメリカも広いんで、単一の地区だけ権力を持つようにしなかったそうです。

ただ、調整役は必要なので、それをFRBが担っている、というわけです。

テーパリングは市場にばらまいたお金の量を減らすこと

テーパリングは簡単に言えばこんな感じです。

えらいひと

ちょっとお金ばらまきすぎたから資産購入額ちょっと減額するわ!

なぜお金をばらまくのか?というとそれはもちろん景気の回復を図るためです。

コロナショックから回復するためにかなりのお金をばらまいたわけですね。(量的緩和、と言います。)

下の図の一番右側、「2020年3月、量的金融緩和復活」というところでお金をばらまき、その結果株価は暴騰。

見かけ上景気が良くなったように見えています。

出典:MORNINGSTAR

テーパリングは、この量的緩和を引き締めますよ~という話なので、インデックス投資家的にはやや身構える必要があります。

FRBもテーパリングが株価に対して大きな影響を与えることは知っているので、毎回のFOMCでかなり慎重な言い方をしています。

2013年のバーナンキ・ショックでは、当時のFRB議長であったベン・バーナンキ氏が

バーナンキ氏

債券の購入金額を減額し、2014年半ばに完全に終了する可能性がある

と踏み込んだ発言をしたことで市場に大きな動揺をもたらしました。

テーパリングする可能性があるよ!と言っただけでかなり混乱を招いたわけですね。

長期的にみれば株価は結局右肩上がりで来ているわけですが、テーパリングや利上げ、資産規模の縮小など短期的にみると株価が揺れ動く局面となっています。

株価が揺れ動くということは我々のメンタルも揺れ動くということです(笑)

一時的な値動きに振り回されないように、過去の事例を抑えておきたいですね。

今回のFOMCでテーパリング決定を11月にする可能性に言及

パウエル議長は今回の会見で以下のように言及しました。

主なパウエル議長の発言
  • 経済の進展が続けば、テーパリングは次回のFOMC(11月)で決定する可能性がある
  • 来年中(2022年)にテーパリング終了が適切となる可能性がある
  • 中国恒大集団の状況は中国特有のもの。アメリカの直接の投融資は多くない

テーパリングの時期について

今回のFOMCでもテーパリングについては可能性レベルの発言でとどまっています。

次回会合は11月2日、3日に開催されますが、必要に応じてテーパリングの開始を先送りにすることも否定はしませんでした。

また、「テーパリングのタイミングとペースは、利上げ開始のタイミングに関して直接のシグナルを送ることを意図しない」とも発言しています。

これは、テーパリングが完了するまでは利上げが開始されないということになります。

ただ、6月に開催されたFOMCにおいて、利上げは2024年から2023年に前倒す、という発言がされています。

それが、今回の話からさらに前倒しで2022年の利上げ開始になる可能性が高くなりました

FOMCに参加している18人中、半分の9人が利上げ開始は2022年とみているとのこと。

利上げすると株価は下がる傾向にありますから、開始時期は要注目です。

中国恒大集団の状況は中国特有のもの

最近破綻の危機に陥っている中国の不動産大手、中国恒大集団については、アメリカからの直接の投融資は多くないと発言されました。

日本の年金積立金を管理しているGPIFは投資してましたが…全体の保有資産から考えるとほんのわずかですので影響は少ないです。

また、9/22に中国恒大集団は社債の利払いを実行すると発表しましたので、社債のデフォルト(債務不履行)にはならず、足元の危機は乗り越えた形です。

まだまだ状況は不透明な部分も多いですが、いったんは市場の動きは落ち着いた形ですね。

まとめ:テーパリングについては丁寧に説明されてきたので影響小

今回は、FOMCやテーパリングの説明と、9月開催のFOMCの概要について紹介しました。

  • FOMCは米国の金融政策について話し合う会合
  • テーパリングは市場にばらまいたお金の量を減らすこと
  • 今回のFOMCではテーパリングの開始について次回の会合で決定する可能性ありと言及

テーパリングについては年間のFOMCを通じてかなり丁寧に説明されていることもあり、市場に与えている影響としては極小に思えます。

次回のFOMC(11月)に注目しておきたいですね。

ということで、今日はこの辺で、それでは!

関連記事:【インデックス投資】FOMCに対するS&P500の反応について|2021年6月

関連記事:【インデックス投資】FOMC、テーパリングについて議論を進める|2021年7月

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45歳までにFI(経済的自立)を目指す技術系若手社員