こんにちは!甲(@koublog2)です。今日は前回の記事の続きです。

前回の記事で、手取り収入のうち何%を貯蓄に回すべきか解説しました。
ただ、他の同世代の人がどれくらい貯めてるかって気になりませんか?
みんなどれくらい貯金あるんだろう…お金のことは聞きづらいなぁ、皆が貯めてる金額くらいは貯金しておくべきだよなぁ…
みんながこれくらい貯めてるなら大丈夫かなぁとか思いたいですよね。
そこで今回は、20代の若手が貯蓄をしている金額についての解説と、私個人が思うまずはこの金額を目標に貯めるべき!という観点を解説していきたいと思います。
目標額は給料半年分

まず私個人が思う目標額についての結論から申し上げますと、給料の半年分をまずは目標にすべきかなと思います。
これはなぜかというと、生活防衛資金としてそれくらい貯めておきたいからですね。以前、新入社員に必要な保険についての記事を書きました。その中で、最悪のケースとして医療費が約100万程かかる(高額療養費制度込みで)ことも考えておくべきだという事を紹介しました。
新入社員の給料ですと、半年分程貯められれば100万に到達すると思っています。
もちろん、他に買いたいものがある方はそのための貯金も別にしておくべきですね、ここで目標金額としているのは、あくまで何かあったときにすぐに引き出せるお金としてこれくらいは確保しておきたいという金額です。
新入社員として入社してすぐのタイミングは、会社の寮が使えたり、税金がまだ安かったりと貯めやすい環境ではあるので、1年目は頑張って貯金に回そう!と意識しておくといいかもしれませんね
20代の貯金額について

では、次に20代の若手が実際にどれくらい貯金をしているのかを解説していきます。
以下の表は、金融広報中央委員会が発表している、「家計の金融行動に関する世論調査」[単身世帯調査](令和2年)に掲載されている20代の金融資産保有額です。
20代の割合[%] | |
100万円未満 | 49.9 |
100~200万円未満 | 15.5 |
200~300万円未満 | 8.4 |
300~400万円未満 | 6.3 |
400~500万円未満 | 4.4 |
500~700万円未満 | 5.2 |
700~1000万円未満 | 3.0 |
1000~1500万円未満 | 1.6 |
1500~2000万円未満 | 0.8 |
2000~3000万円未満 | 0.5 |
3000万円以上 | 0.0 |
無回答 | 4.4 |
平均[単位:万円] | 203万 |
中央値[単位:万円] | 81万 |
…結構多くない?ちなみにこれは、金融資産保有世帯のデータです。貯金を全くしていない人はデータに入っていません。
では、貯金をしていない人がどれくらいいるかというと、20代では約半分です。43.2%の人が金融資産を保有していないそうです。
貯金しているってだけで上位半分には入ってることになるんですね…
注目すべきは中央値ですね。81万円です。平均値は203万ですが、これは一部の大金持ち20代が全員の平均値を引き上げているから高くなってます。
中央値は、全員を一列に並べて、だいたい真ん中の人のデータを見る方法です。こちらの方が実態に近いデータとなります。
このデータからも、約100万円貯められていれば、他の人よりちょっとだけ多く貯金ができており、もしもの備えもできていると思ってよさそうです。
まとめ

今回は、新入社員がいくらを目標に貯金すればいいのか、他のみんなはどれくらい貯めているのか解説しました。
- 給料の半年分、約100万を目標に貯める
- 20代の貯金額中央値は81万円(令和2年版)
ということで、まずは100万円を目標にコツコツ積み上げていきましょう。貯めることが出来れば、入るべき保険についてもより最適化していけると思います。
ということで今日はこの辺で、それでは!