インデックス投資

【インデックス投資】FOMC、テーパリングについて議論を進める|2021年7月

日本時間の2021年7月29日、アメリカでFRBによるFOMCが開かれました。


Xさん

FRB?FOMC?なにそれ?

という方はこちらの記事もご参考ください。

関連記事:【インデックス投資】FOMCに対するS&P500の反応について|2021年6月

簡単に言えばFRBは日銀みたいなもので、アメリカの金融政策を話し合う機関です。

そしてFOMCはFRBが金融政策について話し合う会合のことを指します。

FOMCは年に8回ほど開かれます。前回のFOMCでは2023年に利上げ前提となりS&P500の値動きにも影響を与えました。

今回は何が話し合われたのか?インデックス投資に関係のある話題はあったか?

解説していきます。

この記事を書いた人
  • 甲(こう)@koublog2
  • 20代後半妻子持ちサラリーマン
  • 一馬力でFI(経済的自立)が目標
  • 大手メーカーでソフトウェア設計開発担当
  • インデックスファンド(オルカン)に投資
  • つみたてNISA満額投資
  • 企業型DC満額投資
  • 投資歴5年目

テーパリングに向けての議論を進める

パウエルFRB議長(出典:Bloomberg)

結論から申し上げますと、大きな動きはありませんでした。大方予想通りの会見だったようです。

それぞれの指数の値動きもほぼ横ばいです。

市場価格値動き
S&P5004,400-0.0%
NASDAQ14,762+0.7%
米国10年債1.23%0.00
ドル円119.86+0.10

今回のFOMCではテーパリングに関しての議論が進められました。

FRBのパウエル議長は、テーパリングについて以下のように述べています。

その段階にはない。そうした状況に達するにはまだ距離があると、われわれは考えている」と述べた。FOMCは今回の会合で、雇用とインフレの面で「一段と顕著な進展」が見られるまで、月額1200億ドル(約13兆2000億円)というペースでの資産購入を続ける方針を維持した。

出典:Bloomberg

資産購入のペースや内訳を含め、どう調整していくか点検した、という言い方にとどめています。

「一段と顕著な進展」というのがどういった基準なのかは、明かされていません。

コロナウイルスのデルタ株の感染拡大など、「進展」とみるうえでは見極めるべきことが多い、という見方のようですね。

テーパリングとインデックス投資の関係

Xさん

そもそもテーパリングっていうのがよくわからんのですが…

テーパリングは簡単に言えばこんな感じです。

えらいひと

ちょっとお金ばらまきすぎたから資産購入額ちょっと減額するわ!

なぜお金をばらまくのか?というとそれはもちろん景気の回復を図るためです。

コロナショックから回復するためにかなりのお金をばらまいたわけですね。(量的緩和、と言います。)

下の図の一番右側、「2020年3月、量的金融緩和復活」というところでお金をばらまき、その結果株価は暴騰。

見かけ上景気が良くなったように見えています。

出典:MORNINGSTAR

テーパリングは、この量的緩和を引き締めますよ~という話なので、インデックス投資家的にはやや身構える必要があります。

FRBもテーパリングが株価に対して大きな影響を与えることは知っているので、毎回のFOMCでかなり慎重な言い方をしています。

2013年のバーナンキ・ショックでは、当時のFRB議長であったベン・バーナンキ氏が

バーナンキ氏

債券の購入金額を減額し、2014年半ばに完全に終了する可能性がある

と踏み込んだ発言をしたことで市場に大きな動揺をもたらしました。

テーパリングする可能性があるよ!と言っただけでかなり混乱を招いたわけですね。

長期的にみれば株価は結局右肩上がりで来ているわけですが、テーパリングや利上げ、資産規模の縮小など短期的にみると株価が揺れ動く局面となっています。

株価が揺れ動くということは我々のメンタルも揺れ動くということです(笑)

一時的な値動きに振り回されないように、過去の事例を抑えておきたいですね。

まとめ:今回のFOMCでは大きな動きはなし。

今回は2021年7月29日に開催されたFOMCについての解説と、テーパリングについての解説を行いました。

  • テーパリングについて議論は進められたが大きな動きはなし
  • それぞれの市場の動きも横ばい
  • 雇用とインフレの面で「一段と顕著な進展」が見られるまで資産購入は継続
  • テーパリングは量的緩和の縮小のこと
  • 量的緩和は景気回復のためにお金をばらまくこと

金融用語はたくさんあってよくわからないところも多いですが、知っていればこれから何が起きそうか、何について話し合われているのか

多少理解が進み、自分のメンタルを保つために役に立ちます。

何も知らずに株価が揺れ動くのを眺めるのと、状況を知ってて眺めるのでは絶対知ってるほうが安心できますよね。

次回のFOMCは9月です。またその時には解説記事を執筆予定です。

ということで、今日はこの辺で、それでは!

※インデックス投資の始め方から終わり方まで解説した記事はこちらから

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