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【インデックス投資】S&P500最高値更新、米消費者物価指数(CPI)との関係について|2021年8月

2021年8月12日、S&P500が最高値を更新しました。

出典:Investing.com

過去と比べてもものすごい上がり方ですね…

最近いろいろな要因によってS&P500の価格が上がっています。

Xさん

なんでこんなに上がってるんだろう…?

今回は、米消費者物価指数が発表されたことによる影響が大きいです。

簡単に言えば、アメリカのインフレ率がどうなっているか判断するための指標となる数値です。

米消費者物価指数…アメリカ国内の物価の上昇や下降の変動を表す経済指数

ということで、米消費者物価指数(CPI)の動きとS&P500の値動きについて解説していきます。

7月の消費者物価指数は前月比で0.5%の上昇

出典:Bloomberg

米消費者物価指数はアメリカの労働省が毎月の中旬ごろ発表しています。

6月は前月比で0.9%の上昇だったため、7月は前月比で0.5%で「インフレが減速した」と言えます。

上昇しているのは食品、エネルギー、住居、新車

下降しているのは航空運賃や自動車保険のようです。

そもそも「インフレ」とは物価が上がってお金の価値が下がることです。

逆は「デフレ」ですね。

では、インフレが減速したことがS&P500の価格にどう影響するのか?

前回のFOMC(Federal Open Market Committee)の発言も紹介しつつ、解説します。

消費者物価指数とS&P500の関係

パウエルFRB議長(出典:Bloomberg)

前回のFOMCで、FRBの議長であるパウエル氏がこう発言していました

パウエル氏

雇用とインフレの面で「一段と顕著な進展」が見られるまで、月額1200億ドル(約13兆2000億円)というペースでの資産購入を続ける

関連記事:【インデックス投資】FOMC、テーパリングについて議論を進める|2021年7月

FOMCは簡単に言えばアメリカの金融政策について話し合う会合のことです。

エヴァでいえばゼーレみたいな感じ、ワンピースでいうと世界会議(レヴェリー)でしょうか?

人類の最重要意思決定機関ですね(笑)

話が脱線しました、とにかくアメリカに投資している方々にとって無視できない重要な会議という位置づけです。

着目していただきたいのは、「一段と顕著な進展」の箇所です。

米消費者物価指数から、インフレについては減速し、「一段と顕著な進展」とまで言える状態ではないことがわかります。

つまり、FRBが資産購入を続け、市場にお金をばらまくことをすぐにやめる可能性が低い。

ということになるわけです。

FRBはコロナショックから市場を早くに救済するため、多額の資金を市場にばらまいてきました。

その結果、一瞬の暴落ののち最高値を更新するほど上がり続けているわけです。

この資産購入を縮小することを、「テーパリング」というのですが、ここまでの状況から、テーパリングはまだ先送りされるだろうというのが大方の見方となります。

その結果、S&P500はまた最高値を更新した。ということですね。

まとめ:いつかはS&P500も下がるので心構えはしておく

今回は、米消費者物価指数についての説明と、それが発表されたことによるS&P500の値動きについて解説しました。

  • 米消費者物価指数はアメリカの物価の変動を示す指数
  • 米消費者物価指数からインフレの動向が分析できる
  • 今回は前月比0.5%増と、「インフレが減速した」かたち
  • インフレが減速しているので、パウエル氏の「一段と顕著な進展」には当たらない予想
  • テーパリングはまだ先送りされるという見通し
  • 結果、S&P500の価格は上昇

ただ、これがいつまでも続くとは思えません。

インフレが加速し続けることは避けなければいけないので、ある一定の水準まで到達すれば今度は下落の方向で調整が入る可能性は高いです。

インデックス投資は何も考えずに積み立て続けることが重要ではありますが、自分のメンタルコントロールのためにも何が起きているかは把握しておきたいですね。

ということで、今回はこの辺で、それでは!

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