【過信は禁物】米国株の暗黒期について【全世界株も影響あり】
こんにちは!甲(@koublog2)です。インデックス投資を始める際に悩むのが、
米国株と全世界株、どっちに投資するのがいいんだ…?
という悩みです。正直、長期投資前提であればどっちでもいいのですが、そうは言ってもなにかしら判断材料が欲しい所です。
こちらの記事でも解説している通り、私自身は全世界株に投資しています。
関連記事:【インデックス投資】積み立てNISAのお勧め商品解説!米国or全世界
ということで、今回は私が全世界株への投資を決めた要因の一つである、米国株の暗黒期について紹介します。
S&P500指数の推移
このチャートは、1970年から現在までのS&P500の推移を表したものです。
基本的には、右肩上がりですね。しかし、無視できないへこみが二つほどありますね…
拡大してみます。
2000年から下落が始まり、同じ水準に戻るまで約7年間を要しています。
さらに、戻ったかと思ったらまた急降下、今度は戻るまで約6年です。
合計、元の水準に戻るまでに13年ほどかかったことがわかります。
この期間に何があったのか簡単に解説します。
2000年:ドットコムバブル崩壊
2000年から大きく落ち込んでいる理由は、ドットコムバブルの崩壊です。
1990年代半ばから、IT関連の企業に対して期待が膨らみ、株価が急騰しました。
1990年代半ばといえば、Windows95の発売が歴史的ですね。
IT企業が来てる…!!!ウォー投資するぞー!!!
と、皆が思ったわけです。その結果、実際の実力以上に株価は暴騰したわけですが、
IT関連企業の決算でふたを開けてみると期待に追い付けず、多くのIT企業が破綻に追い込まれました。
当時のFRB議長のグリーンスパン氏が、
「根拠なき熱狂」
と言ったことでも有名です。
2008年:リーマンショック
次に、2008年からは、リーマンショックによって株価が急落しました。
リーマン、とはサラリーマンがショックを受けた、というわけではなく、
(結果としてはサラリーマン投資家の皆さんもショックを受けましたが)
アメリカの大手証券会社、リーマンブラザーズ社が倒産したことによる株価の急落です。
日本でいうと野村證券とかのレベルでしょうか。
なぜ倒産したかというと…
リーマン社「アメリカの土地の価格が上がってるなぁ…よし、低所得者にも住宅ローンでお金を貸そう。土地の価格が上がったら売ってもらえばローンは回収できるはず!」
いわゆる、サブプライムローンですね。しかし、目論見は外れ土地の価格は下落。
低所得者は、ローンを返済することが出来なくなってしまいます。その結果、リーマンブラザーズは経営が悪化していき、ついには倒産してしまいました。
リーマンブラザーズは大手の証券会社です。社債も発行し、様々な銀行がリーマンブラザーズの社債を買っていました。
倒産により、社債を持っていた銀行も経営が悪化。銀行が経営悪化すると企業にお金を融資できない。
⇒超不景気時代へ突入
というわけです。
全世界株だろうと影響は受ける
これらの時期に、全世界株に投資していたから安心!と言えたかというと、そうではありません。
リーマンショックの影響は世界全体にも広がっていきました。
ただ、米国株1本に比べると、値動きは多少緩やかです。
石橋を叩いて渡りたい派の人は、全世界株への投資の方が若干精神的にはいいかもしれないですね。
私は石橋を叩きまくって渡りたい派の人間なので全世界株に投資しています。
まとめ|米国株にも暗黒期はある。過信は禁物
今回は、インデックス投資における暗黒期について紹介しました。
- インデックス投資は基本的に右肩上がりだが、長期間低迷した時期もある
- 代表されるのは2000年のドットコムバブル崩壊と、2008年のリーマンショック
- 全世界株への投資でも影響は受ける
今はインデックス投資の調子がいいですが、これが永遠に上がりっぱなしとはいきません。
落ちるときも必ず来る、と身構えておくことも必要です。
調子がいいときほど、備えておきたいですね。
インデックス投資の平均利回りについてはこちらの記事もよければ参考にしてください。
ということで、今日はこの辺で、それでは!
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