【老後の備え】株で企業型DCを運用して、60歳で暴落していた場合の対策
こんにちは!甲(@koublog2)です!
前回の記事で、老後2000万問題の解決のためにいくら積み立てればいいのかというお話をしました。
【老後2000万問題】企業型DCでシミュレーション、結局いくら積み立てればいいの?
上記の記事ですね。この記事で、60歳時に2000万貯められると説明しましたが、用心深い方は
60歳の時に景気が悪くなっていたら大損こくじゃないか!
と思われたかもしれません。実際私もそう思ってました。
なので、やはり景気が悪くなることに対する対策も打っておくべきです。どのような対策があるか解説していきます。
この対策についても若いうちに知っておくか否かで準備のハードルがかなり変わってきます。
対策その1 引き出さない
対策その1です。企業型DCは60歳から引き出せます。
引き出せますが、引き出さなければいけないわけではありません。
暴落しているのであれば、引き出さずに運用を続けていれば問題ありません。
ただ、会社がこれまで払ってくれていた管理にかかる手数料を、個人で負担することになります。
その手数料についても、預けている金額に関わらず一定で月数百円~千円程度です。
そのまま運用して、暴落相場が終わるのを待つ。これが基本的な対策となります。
対策その2 目標金額がたまったら株式運用をやめる
対策その2です。60歳までに2000万貯める目標で積み立てていて、市場の状況が良くなったことにより50代で2000万溜まっていた場合もあるかもしれません。
その場合は、運用商品預替して、株式から元本確保型の商品に資産を移してしまえば、暴落しても関係ありません。現金化してますからね。
ただ、この対策は自分の欲望に勝てるかどうかですね。株価が好調なのであればもっと増やしたいと思うのが人間の性だと思います。
もともとの目標、なぜ2000万という目標を立てたかなど考えて冷静な判断をしていきたいですね。
運用されている商品を売却して、その資金で別の商品を購入することを指します。通常の証券口座でこれをやると売却した場合に税金や手数料がかかります。税金は利益に対して20%もかかります。また、購入した場合も手数料がかかることがあります。企業型DCであれば、利益に対してかかる税金は0%です。また売買手数料もかからない場合が多いです。(会社によって変わります。
対策その3 暴落に耐えうるように債券を組み入れて運用
前回の記事で、暴落の値動きに耐えられない場合は値動きの小さい債券を組み入れておくことをお勧めしました。
対策3は、多少の運用益も狙いつつ、暴落にも備えておくパターンです。
債券を組み入れておけば暴落した場合に債券はあまり下がらないので、株式だけで運用している人に比べれば減るお金は減ります。
私個人としては、最初から債権を大きな割合で組み入れるのではなく、60歳に近づくにつれ少しずつ債券の割合を増やしていくのが最終的な着地点に安全にたどり着きやすい対策かと考えています。
まとめ
今回は、60歳時に積み立てた企業型DCの商品が景気の悪化により暴落した場合の対策について解説しました。
対策としては、以下の3点です。
- 対策1 引き出さない
- 対策2 目標金額がたまったら株式運用をやめる
- 対策3 暴落に耐えうるように債券を組み入れて運用
いわゆる出口戦略、というやつですね。お金は最終的には使わないともったいないので、貯め続けるのではなく、目標を決めて達成したら今度は使うフェーズに入っていきたいですね。
実際に使っていくときはどう考えるべきか?については以下の記事で解説しています。
という事で今日はこの辺で。それでは!