こんにちは!甲(@koublog2)です。投資を始めてすぐのタイミングでは、おそらくつみたてNISAから始める方が多いと思います。
S&P500か全世界株式がいいらしい…
というところまでわかったところで、実際にS&P500や全世界株式に投資できる投資信託も数種類あることがわかります。
前回S&P500についてはどの商品が低コストなのか解説しましたので、今回は全世界株式です。
関連記事:【インデックス投資】S&P500、つみたてNISAでの全8商品比較
おなじところに投資するからどれも同じなの?どれがいいとかあるの?
という疑問に今回はお答えしていきます。投資先は同じでも、違いはあります。
今回は、つみたてNISAで投資できるMSCI ACWI Indexへの連動を目指す全世界株式の商品に絞って、すべての商品比較を行います。
MSCI ACWI Indexに投資できるのは8商品
世の中に全世界株式に投資できる商品は多数ありますが、つみたてNISAの制度の中でMSCI ACWI Indexに投資できる商品は8つだけです。
MSCI ACWI Indexは、アメリカのMSCI社が提供する商品です。
対象は先進国24か国、新興国21か国、フロンティア国25か国の約70か国。
世界の時価総額の上位85%を網羅する、かなり分散の効いた商品となります。
結論から申し上げますと、最安コストかつ純資産も多い商品は
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)(信託報酬:0.1144%)
上記商品です。
他の商品もコスト順に並べてみます。(2021年7月現在)
商品名 | 信託報酬 | 純資産 | 運用会社 |
---|---|---|---|
eMAXIS Slim全世界株式 (オール・カントリー) | 0.1144% | 2237.42億円 | 三菱UFJ国際投信㈱ |
eMAXIS Slim全世界株式 (除く日本) | 0.1144% | 713.4億円 | 三菱UFJ国際投信㈱ |
たわらノーロード 全世界株式 | 0.132% | 7.9億円 | アセットマネジメントOne㈱ |
野村つみたて外国株投信 | 0.209% | 382.88億円 | 野村アセットマネジメント㈱ |
つみたて全世界株式 | 0.22% | 1.01億円 | 三菱UFJ国際投信㈱ |
三井住友・DCつみたてNISA・全海外株インデックスファンド | 0.275% | 631.33億円 | 三井住友DSアセットマネジメント㈱ |
全世界株式インデックス・ファンド | 0.528% | 45.01億円 | ステート・ストリート・ グローバル・アドバイ ザーズ㈱ |
eMAXIS 全世界株式インデックス | 0.66% | 143.14億円 | 三菱UFJ国際投信㈱ |
純資産でもコストでも、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)が強いですね。
純資産が多いことによるメリットはS&P500の時も説明しましたが、再掲します。
純資産が多いことによるメリット
繰上償還のリスクが低い
繰上償還とは、一言でいえば運用が途中で終了してしまうことです。
解約などが増えて資産規模が小さくなってしまうと、効率的に分散投資できなくなり、約束の期日より前に運用が終わってしまうことがありえます。
その時点で利益が出ていれば利益確定で税金がかかります。
損失が出ていた場合は損失が確定します。
資産総額が多ければ繰上償還は起こる可能性が低いので、長期の安定運用が目的なのであれば多いに越したことはありません。
経費率を抑えられる
商品の中で一番資産の多いeMAXIS Slimの経費については、以下のように述べられています。

上記グラフはS&P500を対象としたイメージとのことですが、ほかのeMAXIS Slimの商品も”受益者還元型信託報酬率”は採用されています。
現時点では2237.42億の総資産があり、今は0.1144%の信託報酬ですが、今後もう少し下がることが予想されます。
証券会社はSBI証券か楽天証券がおすすめ
では、実際どこの証券会社でコスト最安値の商品が買えるのかですが、ほぼどこでも買えます。

ただ、このなかでもおすすめはSBI証券か楽天証券です。
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SBI証券は、現在半年間のスタートダッシュキャンペーンと題して、月5万円までのクレカ積立で1.5%の還元キャンペーンを実施しています。
関連記事:【積立投資】SBI証券でも三井住友カードで1.5%のポイントバック!
関連記事:【費用無料】ネット証券口座の開設方法|SBI証券編
ただ、このスタートダッシュキャンペーンは半年で終了し、それ以降ポイント還元は0.5%となってしまいます。
楽天証券の場合、同じクレカ積立で常時1%のポイント還元です。
ポイント還元のことまで考えると楽天証券でeMAXIS Slimを購入したほうがトータルではお得になります。
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クレカ積立は月5万円まで可能なので、年間だと60万円です。
還元率の違いは以下の通りです。
積立額 | 1.5%還元 | 1.0%還元 | 0.5%還元 |
---|---|---|---|
月5万円 | 750ポイント | 500ポイント | 250ポイント |
年間60万円 | 9000ポイント | 6000ポイント | 3000ポイント |
ポイント還元の差で、信託報酬の差を大きく上回りますね。
結局、余裕があるのであれば、SBI証券も楽天証券もどちらもやるのがおすすめです。
長期運用においてポイント分は常にプラスと考えると非常にお得ですので活用したいですね。
まとめ:お得なところで長期積立投資を検討
今回は、つみたてNISAで投資できる全世界株式の各商品比較と、おすすめの証券口座について解説しました。
- つみたてNISAで投資できる商品は8商品
- コスト最安値かつ純資産も多いのはeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
- SBI証券か楽天証券でクレカ積立するのがおすすめ
ポイントのことも考えると、現時点で一番お得なのはSBI証券でのクレカ積立です。
ポイントや信託報酬は都度変わっていきます。できるだけお得なところで長期積立していきたいですね。
ということで今日はこの辺で、それでは!
※インデックス投資の始め方から終わり方まで解説した記事はこちらから
