【怪しい…】友人が投資に誘う理由は何?真実を暴露
友人が投資に誘う理由は基本的には善意の気持ちが多い。ただし、洗脳されている可能性もある。
ポンジスキームやFXなどハイリスクな投資の勧誘には乗らない。
友達に一緒に投資をやらないか?って誘われたけど、投資って安全なの?怪しい…。
友人や知人からの投資の勧誘には様々な理由や意図が隠れています
将来への不安から投資を始めている人は年々増加しています。
日本証券業協会の調査によれば、2021年の証券投資に関する全国調査の回答で10.1%の人が投資信託を保有したことがあると回答。(2021年度(令和3年) 証券投資に関する全国調査(個人調査))
日本人口を1億2,400万人と仮定すると、約1,252万人が何らかの投資信託を持っている計算になります。
なので、友人や知り合いが投資をおこなっている可能性は高く、また投資に誘われるケースも少なくありません。
「投資」と聞くと「怪しい」「詐欺の匂いがする」と懐疑的に考えてしまうものです。
たしかに、中には危険な投資詐欺の可能性もあります。
この記事では、友人から投資の勧誘を受けた際の対処法や、安全な投資方法を探る人向けに、勧誘の背景や注意すべき点を解説。
ハイリスク投資についても触れ、より安全な投資について紹介しながら、投資の誘いを適切に判断しリスクを回避するための手段が学べます。
友人が投資に誘う理由は基本は善意
友人があなたを投資に誘う理由は、多くの場合は善意です。
しかし、その背景にはさまざまな動機が隠れていることがあります。ここでは、友人が投資に誘う代表的な3つのケースについて詳しく見ていきましょう。
- 老後のことを心配して本気で勧めているケース
- 自分が稼げているから自慢を含めて誘うケース
- 洗脳されて詐欺だと知らずに誘うケース
老後のことを心配して本気で勧めているケース
友人が投資を勧めてくる理由の一つに、あなたの将来を真剣に心配しているケースがあります。
投資を始めた友人が、あなたにも同じように資産形成をしてほしいと考え誘ってくる可能性は高いです。
例えば、年金制度の先行きが不透明で老後の資金準備の必要性を強く感じている人も少なくありません。
下記は2022年7月27日~7月29日の期間で、グローバルファイナンシャルスクールが調査した一つの結果です。
引用:調査概要
調査方法: インターネット調査
調査対象: 1 年以内に投資を始めた、全国 20 代〜60 代の男女
調査期間: 2022 年 7 月 27 日〜7 月 29 日 回答者数: 544 名
調査会社:株式会社FreeLifeConsulting
将来の不安や経済の不安を抱えているのは皆おなじ。だからこそ、友人も親身になっているのかもしれません。
しかし、たとえ善意であっても投資にはリスクが伴います。友人の助言を参考にしつつも、自分自身で十分に調査し、理解を深めてから判断することが大切です。
自分が稼げているから自慢を含めて誘うケース
時には、友人が自身の投資の成功を誇示したい気持ちから、あなたを投資に誘うこともあります。
彼らは投資で利益を得て、その喜びや達成感を共有したいと考えているのかもしれません。
友人は自分の成功体験を基にあなたにも同じような成功をしてほしいと考えています。
しかし、投資の成功は個々の状況次第で異なり市場環境によって大きく左右されるため、友人と同じ方法が必ずしもあなたに適しているとは限りません。
- その場で判断をせず冷静になって情報を整理しましょう。
- ファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談するのも有効です。
洗脳されて詐欺だと知らずに誘うケース
最後に注意すべきは、友人自身が投資詐欺に巻き込まれ、それと知らずにあなたを誘ってくるケースです。
近年、マルチ商法や仮想通貨を利用した詐欺など、巧妙な手口の投資詐欺が増加。
こうした詐欺の被害者は最初は高い利益を得られることもあり、その仕組みが詐欺だと気づかないことがあります。
以下は代表的な詐欺ケースの多い投資です。
- モノなしマルチ商法
- 若者を狙った勧誘詐欺
- 仮想通貨を利用した詐欺
- 高配当を歌う登録営業
友人から投資の誘いを受けた際、その投資方法の詳細や仕組みをしっかりと確認することが大切。
不自然に高い利益が約束されていたり、仕組みが複雑で理解しづらい場合は、詐欺の可能性を疑う必要があります。
「元本保証」や「絶対に儲かる」という言葉が出た場合は、詐欺の可能性大。
その場合、必ず第三者の意見を求めるようにしましょう。
友人の誘いだからと安易に話に乗ることがないよう、自分のリスク許容度は把握しておくことが大事。
手を出すと危険な投資話も簡単に紹介しました。では、実際にどのような手法なのでしょうか?
2つの危険な投資法を例に説明していきます。
手を出してはいけない投資手法
投資には様々な方法がありますが、中には手を出してはいけないものもあります。
ここでは、特に注意が必要な投資詐欺の手口と、ハイリスクな投資について説明。
- 投資詐欺の手口(ポンジスキームなど)
- ハイリスクな投資
投資詐欺の手口(ポンジスキームなど)
ポンジスキームは危険な投資詐欺の一種。仕組みは簡単ですが、多くの人が騙されてしまう危険な投資の一つです。
以下に具体的な流れを解説します。
一見すると怪しい話と分かりそうなもの。それでも騙されてしまうのはFOMO(「自分だけ取り残される」という不安)が働くから。
例えば、「友達みんながこの投資で儲かっているなら、自分も参加しないと」と考えてしまうのです。
また、簡単に大金を得たいという欲望や、信頼できる人や有名人の推奨による安心感も要因となります。
有名な事例として、2008年に発覚したバーナード・マドフ事件があります。
約650億ドル(約7兆円以上)の被害総額を出し、多数の個人投資家や慈善団体が騙される形となりました。
マドフ氏はナスダックの会長を務めた経歴もありました。こうした背景から、多くの投資家は彼の投資運用を信頼し、「元本保証」や「安定した高リターン」の約束を疑うことなく投資してしまいました。
非現実的に高い利回りの約束には疑いの目を向け、「みんながやっているから」という理由だけでは判断はしないこと。
不明点があれば信頼できる金融の専門家に相談し、金融リテラシーを高めて健全な判断力を養うことが重要です。
ポンジスキームは法律で禁止されていますが、インターネットや仮想通貨を使った詐欺など、新しい形の詐欺が常に現れています。
関連記事:ポンジスキームで勝ち逃げできるの?飛ぶタイミングはいつ?
ハイリスクな投資
ハイリスクな投資には、FX、仮想通貨、信用取引などです。短期間で大きな利益を狙うことができる一方、大きな損失を被るリスクも伴います。
FX(外国為替証拠金取引)は、通貨の変動を利用して利益を狙う取引ですが、少ない自己資金で大きな投資をかけることでリスクが増大。
仮想通貨も価格の変動が激しく、一夜で大幅な値下がりを経験することも珍しくありません。
信用取引は、証券会社から資金や株式を借りて取引を行うため、自己資金以上の投資が可能です。
ハイリスクな投資は、知識と経験が豊富な投資家向けであり、初心者や資産を確実に守りたい人には向いていません。
資産を安全に増やしたいと考えている場合は、リスクの少ない投資方法を選ぶことが重要です。
では、初心者の人でもできるリスクの少ない投資とは、どのような投資でしょうか?
リスクの低い投資について
投資には様々な方法がありますが、初心者や安全性を重視する方にとっては、リスクの低い投資から始めるのが賢明です。
ここでは、比較的リスクが低く、長期的に安定したリターンが期待できる2つの投資方法を紹介します。
- インデックス投資
- 不動産クラウドフェンディング
インデックス投資
インデックス投資は、リスクを抑えつつ安定したリターンを狙うことができる投資方法です。
この投資手法は、市場全体の動きを反映するインデックス(指数)に連動する投資信託やETFに資金を投じることで、市場の平均的な成長を取り込むことができます。
インデックス投資の良い点は以下の3つ。
- 分散投資が容易: 特定の市場全体の動きを反映する指数に連動するように設計。一つの銘柄に集中投資するよりもリスクが分散され、初心者でも安心して投資を始められる。
- 手間がかからない: 企業の業績や将来性を分析する必要がない。一度投資を始めれば、基本的にほったらかしでも大丈夫。
- 低コスト: インデックスファンドは、運用コストが低い傾向。長期的な資産形成において、コストを抑えることは非常に重要。
基本的に長期保有を前提としているため、頻繁に売買する必要がなく、心理的負担も軽減されます。
リスクは少ないながらも投資は投資。
インデックス投資を始める際は、自分が目指す資産形成の目標を明確にし始めることが重要です。
関連記事:【揺り籠から墓場まで】インデックス投資の始め方・続け方・終わり方
不動産クラウドファンディング
不動産クラウドファンディングは、少額から不動産投資を始めることができる新しい投資手法です。
物件を購入して運営する不動産投資と比べて、個人投資家でも手軽に参加できる点が大きなメリット。
不動産クラウドフェンディングの良い点は以下の3つ。
- 少額から投資可能:通常の不動産投資と比べて、数万円から始められることが多い。リスクを抑えながら不動産投資に参加できる。
- 専門知識が不要:物件の選定や管理をプラットフォーム側が行うため、不動産の専門知識がなくても参加可能。投資先や収益性の分析も提供されるので、初心者でも判断しやすい。
- 分散投資が容易:複数の物件に少額ずつ投資することで、リスク分散が可能。地域や物件タイプを分散させることで、市場変動の影響を軽減できる。
投資先の不動産プロジェクトの内容や、運営会社の過去の実績をチェックすることで、リスクを大幅に低減できます。
関連記事:不動産クラウドファンディングの仕組みは?メリット・リスクを徹底解説
まとめ
今回は、誰もが心の中で思うけど口に出せない「友人が投資を誘う理由」について解説しました。
知り合いから投資を進められる理由は以下の3つ。
投資をすすめてくる理由
- 老後のことを心配して本気で勧めているケース
- 自分が稼げているから自慢を含めて誘うケース
- 洗脳されて詐欺だと知らずに誘うケース
投資を勧められた際には、その背景や意図を慎重に見極めることが重要です。
友人や知人の誘いであっても、必ずしも自分に適した投資とは限りません。
特に、ポンジスキームなどの投資詐欺やハイリスクな投資には十分注意が必要です。
一方で、インデックス投資や不動産クラウドファンディングなど、リスクの低い投資方法もあります。
これらは初心者でも比較的安全に始められ、長期的な資産形成に適しています。
大切なのは焦らず、慎重に、無理のない範囲で投資をおこなうことです。
安全で適切な投資を選択することで、将来の経済的安定に一歩進んでいけます。