【インデックス投資】VIX指数とS&P500の関係について|2022年11月
こんにちは!甲(@koublog2)です。
ここ最近、VIX指数が30を超えることも多くなってきました。
この指数はS&P500と深く相関があります。
VIX指数?なにそれ、インデックス投資にどう関係あるの?
という疑問に今回は答えていきます。
この指数の動きを知っておくことで、リスクに対する自分のメンタルコントロールが多少しやすくなります。
インデックス投資は値動きを全く見ずに忘れている人が勝つのは有名な話ですが、
そうは言っても株価見ちゃいますよね
ということで自分のリスク許容度を高めるために知識をつけておきましょう。
VIX指数は、株価の先行きを予想する指数
結論から申し上げますと、VIX指数はS&P500を対象として株価の先行きにどれほどの振れ幅を投資家が見込んでいるかを示す「株価変動率指数」です。
別名、「恐怖指数」。
目安としては「20」を超えるかどうかがポイントです。
VIX指数が20を超える=「株価が今後1年間に7割の確率で上下20%変動する」と投資家が予想している
ということを示します。投資家心理を数値化した指数、と言えるわけですね。
そんなのどうやって計算するの?
って思いますよね。私も思いましたので調べました。
指数の計算式
えー…ここでRは金利であり、Fは満期をTとするオプションのインデッ…
わからん\(^o^)/
はい、一応ここで説明されてます。リンク貼っておきますね。
オプション取引から算出されている
できるだけ簡単に説明すると、VIX指数はオプション取引から算出されています。
ある商品を、約束した日に、約束した価格で取引する権利を売買すること
例えば、誰かのサイン色紙を1か月後に1万円で取引する権利を買ったとします。
そのサイン色紙、1か月後に1万円で取引させて!
いいよ~
そして一か月後、サインを描いた有名人が更なる活躍を見せ、サイン色紙の価値が2万円になったとして…
よっしゃ1万得した!
となるわけですね。逆に表舞台から消えてしまっていたら価値は落ち、売り手側が得します。
有名人の活躍が安定しているときはここでのサイン色紙の価格もあまり変わりません。
つまり、サイン色紙の価値の変動率は低いと言えます。
ただし、その有名人が何らかのリスクをとってこれから大成功or大失敗しそうだ、
という場合、サイン色紙の価値の変動率が高くなります。
これを株価に当てはめると…
- 安定相場では変動率が低い→VIX指数は下落
- パニック相場では変動率が高い→VIX指数は上昇
となるわけですね。
VIX指数とS&P500は逆相関
直近ではグラフ右側のコロナショック時、VIX指数は82.69まで跳ね上がりました。
そこからのS&P500の下がり方はご存じのとおりです。グラフでも崖のように急降下してます。
また、これまでの○○ショック時にもVIX指数は跳ね上がっています。
代表的なのは2008年のリーマンショックですね。このときもVIX指数は80.86と80越えです。
リーマンショックではそこから元の水準に戻るまでに6年の時間を要しています。
詳しくはこちらの記事でも解説しています。
ただ、コロナショックでは元の水準に戻るまでたったの6か月でした。
このことから、本当に暴落は終わったのか?という意見もあります。
実際、実体経済と合っていないという見方も多いです。
その見立てが正しかったのか、2022年11月現在は株価は下落傾向にあります。
長期的にみればS&P500は成長すると思いますが、楽観的にS&P500が上がり続けるとは思いづらい相場ですね。
為替や株の値動きに不安を覚えた方は不動産クラウドファンディングもおススメできます。
リスクを下げる方向での分散になるので、気になる方は以下の記事をご参考ください。
まとめ
今回は、S&P500と深い相関のあるVIX指数について解説しました。
- VIX指数はS&P500を対象として株価の先行きにどれほどの振れ幅を投資家が見込んでいるかを示す「株価変動率指数」
- VIX指数はオプション取引から算出
- リーマンショック、コロナショックでVIX指数は80を超えた
本日時点でVIX指数は20を上回りましたので、投資家が今後値動きが荒くなりそうだ、と予想しているわけです。
長期投資家にとってはみんながしている予想を情報として捉えておいて、リスクに対しての心構えを整えておきたいところですね。
ということで今日はこの辺で、それでは!