【FIRE後】インデックス投資から高配当ETFに資産を移すのは微妙?
こんにちは!甲(@koublog2)です。
先日、目標をFIREとした場合にインデックス投資と高配当ETFどちらがいいのか解説しました。
関連記事:【どっちがいいの?】インデックス投資と高配当ETFの比較・メリット・デメリット
結論、長期投資かつFIREを目標としているのであればどちらも並行してやるべきだと考えています。
ただ関連記事の中で、資産形成スピードが速いのはインデックス投資ということも触れています。
私はそれを知ったとき、
インデックス投資で最大限資産形成してから高配当ETFに移せばいいじゃん!
と、思いました。この考えが実際のところどうなのか調べてみましたので、解説していきます。
投資手法が違うので微妙
結論から申し上げますと、投資手法が異なるので微妙です。
- インデックス投資:パッシブ運用かつ利益はキャピタルゲインで得る
- 高配当ETF:アクティブ運用かつ利益はインカムゲインで得る
キャピタルゲインは株価の値上がりによって得る利益のことで、インカムゲインは配当金などで得る利益となります。
また、高配当ETFは市場平均を狙うわけではなくある程度目論見を持って投資する会社を選んでいるので、アクティブ運用となります。
インデックス投資だけでFIRE達成するにはそれなりに長い年月が必要であるケースのほうが多いです。
その長い年月をかけて、インデックス投資については詳しくなるはずですが…
いきなり高配当ETFに変えても、投資手法が違うのでインデックス投資の経験があまり役に立ちません。
十数年間野球一筋だった人がいきなりサッカーをやるような感じでしょうか。
あ…明日からJリーグ!?私プロ野球選手ですけど!?
スポーツ(投資)という大きな枠組みは同じで、培った運動神経(資産)は活かせても、体の使い方(運用方法)が違うのでうまくいかないはずです。
ある程度の慣れは必要になるわけですね。
積立投資の向き不向き
具体的に投資手法がどう異なるかというと、積立投資の向き不向きがわかれていることとなります。
インデックス投資においては、ドルコスト平均法によって何も考えずに積み立てていくだけですが…
高配当ETFにおいては、ある程度タイミングを見て投資したほうが良いと一般的に言われています。
株価の値上がり益(キャピタルゲイン)をメインにしているわけではないので、株が割安な時に買ったほうが配当金を効率良く得られるわけですね。
割高な時に買ってしまうと、目に見えて損してしまうことがありうる、ということです。
…と、いいつつ高配当ETFそのものの価値も右肩上がりな部分もあるので、積立でもいいという意見もあります。
上のグラフは3つの高配当ETF(VYM,HDV,SPYD)の中で最も古参のVYMの設定来からの値動きを示したものです。
まぎれもなく右肩上がりですね。
ここは個人的な意見ですが、
積立投資するのであればインデックス投資でいいと思ってます。
資産形成スピードはインデックス投資のほうが速いので同じことをやるのであれば効率がいいほうを選びます。
私は将来的な経験を積む意味でも、高配当ETFはタイミングを見て投資していきます。
購入タイミングは、VIX指数を見ながら投資するのがおすすめです。
VIX指数については上記記事で解説しています。高配当ETFとの値動きの関係については別途解説予定です。
まとめ
再度結論です。
- インデックス投資から高配当ETFに一気に資産を移すのは微妙
- 投資手法が異なり、積立投資への向き不向きも異なる
ということで、FIRE後のメンタルコントロールのために高配当ETFへも投資するのであれば、
- インデックス投資で積み立てた資産を徐々に移す
- 最初から並行してどちらにも投資する
どちらかがおすすめです。
いきなり多額の資産を移してそれが割高な相場だったら…?
せっかく長期間かけて積み上げた資産が目減りしてしまいます。
徐々に投資して、経験値を積んでいきたいですね。
ということで、今日はこの辺で、それでは!