【投資と投機の違い】失敗したら借金を負うのはどんな投資か
こんにちは!甲(@koublog2)です。
投資について全く知らなかったとき、私はこう思ってました
投資って失敗したら借金を背負うんだ…借金したらカイジとかウシジマくんみたいな感じになるのかな…こわっ
投資と投機の区別がついてなかったわけですね。
そもそも投機でも借金を負うまでになる方法は限られてます。
多くは最大限失敗しても0円になるだけです。
今回は、過去の自分に向けてどんな投資(投機)をしたら借金を背負ってしまう可能性があるのか?
そもそも投資と投機の違いは何か?
これらの疑問に対して解説していきます。
投資と投機の違いはギャンブル要素と期間
まずインデックス投資家のバイブル、「ウォール街のランダム・ウォーカー」にて投資と投機の違いについて説明されていましたので引用します。
投資と投機を区別する基準は、どのような期間で投資リターンを考えるかがはっきり意識されているかどうかと、リターンが合理的に予測できるかどうか、の二点にある。投機家は二、三日あるいは二、三週間の間に大儲けすることを狙って株式を取得する。これに対して、投資家は、何年、あるいは何十年先まで安定的に配当をもたらし、あるいは持続的な値上がりが期待できるような株式を保有する
出典:バートン・マルキール著:ウォール街のランダム・ウォーカー
一言でいえば投機は投資に比べてギャンブル要素が高いわけですね。
表にまとめると、投資と投機には以下のような違いがあります。
投資 | 投機 | |
投資期間 | 長期 | 短期 |
リスク | 低め | 高め |
リターン | 低め | 高め |
投資手法 | インデックス投資 長期保有の株式投資 | デイトレード FX |
利害の総和 | プラスサム | ゼロサム |
プラスサムとゼロサムは上記のように考えてもらえればよいです。
もう一つ、全員の利益合計が元本を下回るマイナスサムもあります。
マイナスサムの代表的なものは宝くじですね。運営側がだーいぶ持っていくので。
投資と投機の話に戻すと、
- 投資:長期運用でローリスクローリターン
- 投機:短期かつハイリスクハイリターン
こんな感じです。
そもそも借金しないことにはマイナスにはならない
投資での失敗例として、10万円投資していた会社が倒産したとします。
その際、なくなるのはその10万円だけです。
借金を負うことはありません。
このように、自分の持っているお金だけで投資することを、「現物取引」と言います。
借金をして投資をするから、失敗したらその借金がそのまま跳ね返ってくるわけです。
具体的には…
この会社に投資したら絶対成功する…!!!でも今手元に100万しかない…借金して種銭確保して投資しよう、絶対成功するから問題ない!!!
これが、証券会社を通して行える仕組みがあります。「信用取引」です。
保有資産の3.3倍まで取引が可能となる仕組みです。このケースの場合、100万の3.3倍、330万まで取引が可能です。
このように、小さな資金で多額の取引をすることを「レバレッジを効かせる」と言います。
そんで、このレバレッジ、信用取引なら3.3倍ですが…
FXはなんと
- 国内で最大25倍
- 海外で最大1000倍
までかけられます。
100万の1000倍は…10億です。
こういった形でレバレッジをかけて、失敗したら…?
それが借金として跳ね返ってくるわけですね。
FXはゼロカットやロスカットで損失を少なくしてくれる仕組みもありますが…
とにかく、借金をするリスクを取りたくないのであれば、「現物取引」をお勧めします。
まとめ
今回は、投資と投機の違いや、借金を負う可能性のある投資法について解説しました。
- 投資:長期運用でローリスクローリターン、プラスサムゲーム
- 投機:短期かつハイリスクハイリターン、ゼロサムゲーム
- 失敗して借金を負うには、そもそも初めから借金をする必要がある
初めからギャンブル性があると理解して投機をするのであれば問題はないですが、資産運用の目的がFIREなのであれば、コツコツ積み立てたほうが達成確率は高いです。
自分の取れるリスクを考えて、堅実に資産形成していきたいですね。
ということで今日はこの辺で、それでは!
入社時に知っておきたかったお金の話をまとめておりますのでよければ合わせてどうぞ