【インデックス投資】アクティブ運用とパッシブ運用、どっちがいいのか解説
こんにちは!甲(@koublog2)です。
株式での投資信託の商品は、運用方法としてアクティブ運用とパッシブ運用の2種類があります。
企業型DCでの商品選択時にもこのどちらかから選ぶことになったのですが、当時の私は
何が違うんだ…?アクティブの方が積極的な投資?ちょっと怖いな…
ぐらいに思ってました。今思えば、企業型DCでの商品という事を考えればよい考え方ではありましたが…
ということで、今日はアクティブ運用とパッシブ運用で何が違うのか。また、アクティブ運用のメリットとデメリットを当時の私に説明するつもりで解説してみます。
企業型DCについてはこちらの記事もご参考ください。
関連記事:【老後の資産形成】企業型確定拠出年金(DC)とは?商品の選び方を解説
商品選択で悩んだ方の参考にしていただければ幸いです。
手数料が違う
手数料、ここが一番大きな違いです。
これだけで将来の投資結果に大きな差が生まれます。
では、実際に比べてみましょう。まずはアクティブファンドの手数料です。
資産タイプは株式、投資対象地域は米国および全世界としておきます。管理費用の項目が手数料です。
アクティブ運用の商品の中で一番人気なひふみプラスが1%程。他のアクティブ運用の商品は1%後半、2%に近い手数料がかかっているものが多いですね。
では、次にパッシブ運用での手数料についてみてみます。
比べるまでもなく違いが分かりますね。一番人気のeMAXISSlim米国株式(S&P500)は、何と手数料が0.1%を切る驚愕の0.0968%です。
手数料だけで、一番人気同士の商品を比べても10倍を超える差があるという事です。
アクティブ運用のメリットとデメリット
それだけの手数料を取っているという事は、手間がかかっているということです。どんな手間をかけて、それがどのようなメリットにつながっているのか?解説していきます。
アクティブ運用のメリット
アクティブ運用は、市場での値動きに対して敏感に反応し、常に株価が上昇する銘柄を探して運用を続けます。
ということで、うまくいけばこんなグラフになります。
非常に優秀に見えますね。
このデータだけを見てあれ?アクティブ運用の方が儲けられるじゃん!と思った方は少々危険です。
このグラフは、日本国内の株式が対象です。TOPIXは最近コロナショックからの立ち上がりで多少上がっては来ていますが、長期で見た場合にバブル景気のころの値段に追い付いていません。
つまり、そもそもあまり上がっていないものと比べているわけです。
- アクティブ運用の方が成績が良い場合もある
というのは事実でありメリットと言ってもいいですね。言ってもいい、という言い方をしている理由はデメリットにて解説します。
アクティブ運用のデメリット
これらがデメリットです。
- 手間暇かけている(銘柄を調査、分析して選んでいる)ので手数料が高い
- パッシブ運用より値動きが激しい
- 長期投資前提の場合、インデックス投資(パッシブ運用)に勝てる確率は3割ほど
手数料が高いのは紹介した通りですね。
着目したいのは、長期投資前提の場合のパッシブ運用に対する勝率です。
3割ほどしかないんです…これは長期になればなるだけ手数料分負けてしまうからです。
私が読んだとある本では、「猿がダーツ投げたほうが成績がいい」とまで言われちゃってました。
ちなみにこの本です。割と昔の本ですが、今読んでも面白いです。橘さんの本。著名な方ですね。
まとめ
今回のまとめです。
- アクティブ運用とパッシブ運用の一番大きな違いは手数料
- アクティブ運用は手数料負けする可能性が高く、長期投資の場合パッシブ運用に勝てる可能性は3割ほど
ということで、長期投資前提の企業型DCや積立NISAではあまりお勧めできません。
パッシブ運用(インデックス投資)でおすすめの商品は下記記事で解説しています。
ここからは余談ですが、私がアクティブ運用の商品に投資するとすれば、NISAを使わずに投資します。
株価の上昇局面(暴落からの暴騰)でそれなりの資金を突っ込み、短期での利益を狙う場合かなぁと思います。
今が底なのか?というのは予想が難しい、というかできないのでそれもギャンブルにはなりますが…
うまく上昇局面に乗れればパッシブ運用より好成績を収められる可能性は高いです。
ということで今日はこの辺で、それでは!