不動産クラウドファンディングは儲からない?メリット・デメリットを他投資と比較
不動産クラウドファンディングが儲からないというのは不動産投資と比べた場合の話。
元本割れを起こしている会社は現状ほとんどない。
あまり詳しくないけど興味はある…本当に儲かるの?
不動産クラウドファンディングは最近話題になってきている投資手法。
まず知っておいていただきたいのは、「不動産クラウドファンディング自体が儲からないというわけではない」ことです。
だいたい、不動産投資と比べて儲からない、という意味で言われています。
大儲けすることには向いていない投資手法ですが、堅実に利益を上げるのであれば検討の余地あり。
不動産投資と比べてローンを組むわけではないので、リスクを限りなく抑えて不動産への投資が可能。
不動産投資と不動産クラウドファンディングは全くの別物です。
仕組みとしては「小口商品」として前からありましたが、クラウドファンディングとして売り出しているんですね。
本記事では、不動産クラウドファンディングが儲からないと言われる理由と、それに対するメリット、他の投資手法との比較をメインに解説します。
インデックス投資を推している筆者ですが、不動産クラファンは「アリ」と思ってます。
ほったらかしでも年利5%を得られるファンドが多くあります。
元本割れのリスクはありますが、確率はかなり低いので銀行預金に比べれば儲かる可能性大。
不動産クラウドファンディングは、Amazonギフト券をプレゼントするキャンペーンを実施しているサービスも多数。おすすめのサービスも記事内で紹介しています。
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不動産クラウドファンディングは儲からないのか?仕組み解説
結論から言えば、不動産クラウドファンディングは儲からないわけではありません。
得られる利回りは年利5%前後。ファンドによっては10%近いものも存在します。
サービスを提供している会社も数多く、注目度の高い投資手法です。
さらに、これまで元本割れを起こしていない会社も多数存在。
どういった仕組みの投資なのか詳しく解説します。
不動産クラウドファンディングの仕組み
不動産クラウドファンディングとは、投資家から資金を集めて不動産に投資するサービスです。
投資する不動産はアパートやマンションなど、個人が現物で不動産投資する物件と同じものを扱っているケースがほとんど。
将来的に現物の不動産投資を検討する際に勉強になることもメリットの一つですね。
どのように利益を分配されるかですが、キャピタルゲイン型とインカムゲイン型の2パターンあります。
- キャピタルゲイン:購入価格より高い金額で物件を売却できた時の利益を分配
- インカムゲイン:物件を保有したまま得られる収益。家賃収入や共益費、礼金など
投資家へのリターンは、簡単に言えば「家賃収入」と「物件の売却益」。
キャピタルゲイン型の場合、運用期間1年ほどで売却して利益を得る物件が多い印象ですね。
投資家が利益を得られるのも実際に売って利益が出たとき、になります。
インカムゲイン型の場合は、ファンドの運用終了までに配当日が数回儲けられていることがあり、運用期間中にリターンを貰えるケースが多いです。
自分を含めたいろんな個人投資家が同じ物件に投資
通常の不動産投資を検討した場合、ローンを組むことを前提としても500万くらいは自己資金を用意しておくべきとよく言われます。
頭金や購入時の諸費用として必要だからですね。
そんな大金すぐ用意できないよ…
こんな悩みを解決してくれるのが不動産クラウドファンディング。
同じ物件をいろんな個人投資家が出資して購入するので、大金を用意する必要がありません。
投資する期間について
サービスによってまちまちですが、運用期間の目安は以下の通り。
- 短期:3か月-1年
- 長期:2年から3年
長くても2,3年なのでインデックス投資でよく言われる長期投資と比べると圧倒的に短期ですね。
インデックス投資だと20年気絶しろ!とよく言われます。
匿名組合型と任意組合型の2種類がある
不動産クラウドファンディングは、知事からの認可がないと事業を行ってはいけません。
認可を受けると、「不動産特定共同事業者」としてサービスの提供が可能。
不動産特定共同事業法には、「匿名組合型」と「任意組合型」の2種類があります。
種類 | 投資期間 | 最低出資額 | 不動産 所有権 | 売却益 | 不動産 取得税 | 分配金の 税務区分 | 相続税の 節税効果 |
匿名組合型 | 数か月~数年単位 | 1~10万円が多い | 無し | 無し | 不要 | 雑所得 | 無し |
任意組合型 | 数年単位 | 100万円~が多い | 共同所有 | 有り | 必要 | 不動産所得 | 有り |
匿名組合型は、以下の点が特徴的。
- 小額で投資可能(1~10万円から)
- 不動産を所有するわけではない
- 収益は雑所得となる
不動産を投資家が所有していないので、責任も軽いです。
もし失敗しても出資したお金を超えて損失を負担することはありません。
あとは雑所得になるので税制面ではちょっと不利ですね…
任意組合型は、以下の点が特徴的。
- 不動産を共同所有する
- 分配金が不動産所得になる
- 現物を個人で買うより安いが、最低100万からとハードルは高い
こちらの方が通常の不動産投資と近い形で、複数人で投資ができます。
ただ、任意組合型はリスクも大きいです。
通常の不動産投資と同じように、運悪く天災等に見舞われてしまうと多額の修繕費や復旧費がかかり、投資家が出資した以上の負担を負わざるを得ません。
リスクを取る分、匿名組合型に比べて税制面でも利益面でも有利な面があります。
不動産所得と雑所得について
不動産所得と雑所得についても説明しておきます。
不動産所得についての国税庁による概要です。
不動産所得とは、次の(1)から(3)までの所得(事業所得または譲渡所得に該当するものを除きます。)をいいます。
(1) 土地や建物などの不動産の貸付け
(2) 地上権など不動産の上に存する権利の設定および貸付け
(3) 船舶や航空機の貸付け
参考:国税庁
こちらは雑所得に関する概要。
雑所得とは、利子所得、配当所得、不動産所得、事業所得、給与所得、退職所得、山林所得、譲渡所得および一時所得のいずれにも当たらない所得をいい、例えば、公的年金等、非営業用貸金の利子、副業に係る所得(原稿料やシェアリングエコノミーに係る所得など)が該当します。
参考:国税庁
不動産クラウドファンディングに多い匿名組合型の場合、不動産を所有しているわけではないので所得としては雑所得に入ります。
雑所得は、「青色申告特別控除」と「損益通算」のメリットが受けられないことが大きなデメリット。
青色申告特別控除は、最大で65万円分利益から控除を行いますよ、という制度。
損益通算はもし赤字を出してしまったときに他の収入と合算してかかる税金を減らせますよ、というもの。
雑所得だとそのどちらも使えないわけですね。
不動産クラウドファンディングで何十万も利益を出すためには、1千万以上の投資が必要になるので小額で投資される方はどちらもあまり気にしなくてもいいです。
そもそも人気の不動産クラウドファンディングサービスは元本割れを現在までにしていないものが多いので、損益通算できなくても問題ないですね。
優先劣後方式について
ほとんどのサービスで優先劣後方式が採用されています。
優先劣後方式とは
一定の割合で、運営会社も同じ物件に出資する仕組み。
不動産の価格下落や家賃収入が減ったとき、運営会社の出資金から負担するので投資家のリスクが減る。
個人の投資家が「優先出資者」、運営会社が「劣後出資者」となります。
この優先出資と劣後出資の割合は、ファンドによって異なります。
選び方は短期か長期かで考えるのがおすすめ。
不動産の値動きは激しくないので、短期であれば劣後出資割合10%ほどが目安になります。
長期目線では、20~30%ほどの割合があればリスク低減できるでしょう。
劣後出資者はリスクだけ取ってない…?うまみは…?
こう感じた人は鋭いですね。以下のような場合、劣後出資者が得します。
- 事業の収益が想定よりも大幅にプラスとなった場合
- 物件の売却益が出た場合
大きく収益化に成功すれば、劣後出資者の分配率は高くなります。
ただ、個人投資家目線で言えば劣後出資者が自然と頑張る仕組みになっているので安心できますよね。
大きな利益を出すように頑張ってくれるので、損失が出にくいうえに出た場合も劣後出資者がリスクをかぶってくれてます。
おすすめしているCOZUCHIに関しては、大きく収益化に成功した場合も優先出資者に還元。
他の不動産クラウドファンディングサービスではそこまでやっているところはほとんどありません。
関連記事:COZUCHIの登録をやってみた!過去の投資実績やメリットも紹介
不動産クラウドファンディングは元本割れするのか?
もし元本割れしてしまった場合、儲からないどころか損してしまいます。
不動産クラウドファンディングでは先ほど紹介した優先劣後方式が採用されているケースがほとんどのため、元本割れのリスクは低いです。
また、元本割れを起こした回数がゼロというサービスも多数存在しており、今のところ元本割れを起こす可能性はかなり低いと言えます。
不動産クラウドファンディングのデメリット4つ
不動産投資と比べれば儲かる可能性は低い不動産クラファンですが、取っているリスクが全く違います。
不動産投資は失敗すると借金を背負うハメになりますが、不動産クラウドファンディングでは借金まで行くことはありません。(匿名組合型の場合)
もちろん自分で借金して投資すれば何の投資でもリスクにはなりますが。
とはいえ、不動産クラウドファンディングにもリスクはあります。
儲からないと言われている理由をデメリットとして4つ紹介しますね。
- レバレッジが効かない
- 入金・出金に手数料がかかることが多い
- 仕組みがわかりづらく経験者が少ない
- 元本保証されていない
レバレッジが効かない
レバレッジは直訳するとてこ作用、てこの原理のことです。
不動産業界では借金をして成功した時のリターンを高めることを指します。
不動産投資をするときには普通に使われることが多いですよね。
不動産クラウドファンディングでは、小額から投資ができるので借り入れを行うことはありません。
逆に言えば、そもそも大きな金額を使える人は不動産投資をしたほうが収益性は高くなる可能性が高いです。
入金・出金に手数料がかかることが多い
不動産クラウドファンディングを利用した時のお金の流れを簡単に解説します。
- 不動産クラウドファンディングに会員登録
- 口座を開設する
- 開設した口座に入金する(入金手数料)
- ファンドに出資する
- 期間満了後、投資口座から出金する(出金手数料)
基本的に口座開設や会員登録でお金がかかることはありません。
ただし、口座への入出金に関しては投資家の負担となるサービスが多いです。
不動産クラウドファンディングは少額から投資が可能です。
仮に1万円を出資したとしましょう。半年後に3%の儲けで1万3百円になりました。
ただしその入出金に300円以上の手数料がかかってしまったら…?
儲けは0ですよね。むしろマイナスになる可能性すらあります。
そこそこ大きな金額で投資していれば気にしなくてもいいですが、小額で運用する場合はデメリットとなりますね。
仕組みがわかりづらく経験者が少ない
不動産クラウドファンディングの仕組みについては本記事のこちらで解説してますが、まだまだ知名度の低い投資手法です。
よくわからないものに投資するのは怖い、という気持ちは当然。
周りに教えてくれる人もほとんどいないので、ネットの情報に頼るしかなく手を出しずらいですよね。
本記事もネットの情報と言えばその通りですがわかりやすく解説します。
元本保証されていない
不動産クラウドファンディングは元本保証されていません。
ただ、これは通常の不動産投資でも同じことが言えます。
代表的なリスクは以下の通り。
- 家賃収入の下落(単価の下落や空室リスク)
- 売却時の不動産価格の下落による売却損
- 自然災害リスク(地震・台風など)
- 税制・法規制の変更リスク
- 不動産クラウドファンディング会社の倒産リスク
通常の不動産投資と違うのは任せている会社そのものの倒産リスクもあることくらい。
不動産投資で儲けを出す仕組みは、家賃収入もしくは物件の売却益です。
そのどちらかが下がるようなことが起きれば元本割れにつながるわけですね。
空室が続けば家賃は勿論入りませんので収入は減ります。
台風や地震で建物自体が破損してしまうと物件価格の下落につながります。
不動産クラウドファンディングは最終的に物件を売却して元本償還するものも多いですが、もともとの想定よりも安い金額で売却されると元本割れします。
ただし、元本割れの状況になっても優先劣後方式を採用しており通常の不動産投資より低リスク。
本記事内でオススメしているCOZUCHIのサービスは、2008年から現在まで元本割れ・配当遅延ともに0です。
不動産クラウドファンディングのメリット3つ
ここからは通常の不動産投資と比べた不動産クラウドファンディングならではのメリットを3つ紹介します。
- 小額から始められる
- 管理に手間を取られない
- 分散投資でリスク低減できる
小額から始められる
不動産クラウドファンディングは1万円から始められるサービス多数。
不動産投資を始めようと思うと数千万必要なケースがざらですよね。
割と名前を聞く「みんなで大家さん」も小額から始められると言われてますが、それでも一口100万円です。
なかなか出すのには勇気のいる金額。
不動産クラウドファンディングの匿名組合型であれば1万円から始められるので、大きなリスクをとることなく不動産に投資することができます。
管理に手間を取られない
通常の不動産投資に比べて、圧倒的に手間がかからないのが不動産クラウドファンディング。
通常の不動産投資も購入したらそれで終わりじゃないの?
と、思われがちですが購入までも、購入してからも手間がかかります。
まずは通常の不動産物件を購入するまでの流れ。
- 物件のリサーチ
- 買付申込
- 融資の仮審査
- 重要事項説明
- 売買契約
- 融資の審査・承認
- 金銭消費貸借契約
- 管理会社の決定
- 代金支払・引渡し
それぞれの細かい説明はしませんが、買うまでにもこれだけの手間がかかります。
一方、不動産クラウドファンディングはこれだけ。
- クラファン事業者を選ぶ
- 不動産クラウドファンディング用の口座開設
- 投資するファンドを選ぶ
これだけでも圧倒的に手間が違うのがわかりますよね。
さらに通常の不動産投資は、購入してからも以下の点で作業が発生します。
- 修繕・メンテナンス
- 固定資産税や都市計画税の支払い
- 空室が出たときの営業(入居募集の相談)
- 新規入居時の賃貸契約書捺印
- 管理会社との連絡(クレームや修繕対応など)
- トラブル対応(家賃滞納への対応、退去対応など)
ある程度は不動産管理会社に任せることができますが、すべてやってくれるわけではありません。
手間は避けたいけど不動産投資やってみたい…
という方には不動産クラウドファンディングはおススメできます。
分散投資でリスク低減できる
通常の不動産投資であれば気軽に2棟目、3棟目と投資してくことは資金的に難しいです。
また、失敗した時のダメージも大きい。
不動産クラウドファンディングであれば小額での投資ができるので、事業者自体を分散させたり投資する物件を分散することも簡単にできます。
ただでさえ値動きが株やFXに比べるとほとんどない不動産で、さらに分散投資もできるのでリスクをかなり抑えられるのはメリットですね。
不動産クラウドファンディングの投資利回りは年利約5%
年利は約5%と、通常の不動産投資と比べて大きく変わるわけではありません。
ただ投資する金額が違うのでリターンは通常の不動産投資の方が大きくなります。
そこが不動産クラウドファンディングが儲からないと言われる理由の一因ですね。
ただ、通常の不動産投資では物件選定を正しくしないと狙ってリターンを出すことは不可能。
そこを不動産クラウドファンディングの会社が考えてくれるのはメリットですね。
不動産クラウドファンディングにおいては、どの会社で投資するかで利回りの平均が違います。
高いところでは10%を超えているサービスもありますが、3~4%の物が多いサービスもあります。
あまり高すぎると大幅な売却益を狙っている可能性も高まるので、本当にその値段で売れるのかは検討する必要があります。
ただ、ほったらかしで5%を狙える物件が多いのは非常に魅力的ですね。
不動産クラウドファンディングと他の投資の比較
不動産クラウドファンディングとそれぞれの投資を比較してみます。
自分に合う投資手法が何なのか検討していただければ幸いです。
REITと比較
投資家から集めた資金で専門家が不動産を購入。
家賃収入と物件の売却益を投資家に分配する上場投資信託。
これだけ聞くと今まで解説した不動産クラウドファンディングとあまり違いがなさそうですよね。
違いを表にしてまとめてみます。
不動産クラウドファンディング | REIT | |
最低投資金額 | 1万円から | 数万から数十万円 |
流動性(売りやすいか) | やや低い | 高い |
価格変動リスク | 低い | 高い |
元本割れに対処できるか | 優先劣後方式あり | なし |
平均利回り | 5%前後 | 3.5%前後 |
投資信託なので、一番の違いは流動性。
売りたいときに簡単に売れるかどうかが違います。
不動産クラウドファンディングは途中解約できない場合が多いので、流動性は低いです。
また、投資対象も異なります。
- REIT:複数の不動産に対して投資
- 不動産クラウドファンディング:1棟に対してのみの投資
リスクの面で見ると不動産クラウドファンディングのほうが優先劣後方式もあり安全性が高いですね。
ソーシャルレンディングと比較
融資・貸付型クラウドファンディングと言われるクラウドファンディングの一種。
ソーシャルレンディング事業者が他の事業者に資金を貸し、貸した金利で得た利益を投資家に分配する。
不動産クラウドファンディングと同じようにクラウドファンディングで資金を集める点はおなじですが、いろいろと異なります。
違いを表にしてまとめてみます。
不動産クラウドファンディング | ソーシャルレンディング | |
収入の得方 | 不動産運営での収入 | お金を貸した業者から得た金利 |
投資先の透明性 | 高い | 低い場合もある |
流動性 | 低い | 低い |
元本割れに対処できるか | 優先劣後方式あり | なし |
平均利回り | 5%前後 | 5~7% |
ソーシャルレンディングはミドルリスク・ミドルリターン、またはハイリスク・ハイリターンです。
投資先が不動産に限らず事業者にお金を貸す形なので、その事業者がうまくいっていれば安定して利益を得ることができます。
貸したお金の金利を回収していく形なので、収益の予想を立てやすいことはメリット。
最近は改善傾向ですがソーシャルレンディングでは具体的にどこに投資しているのかよくわからない、ということも。
投資先の透明性はどの物件に投資しているかわかる不動産クラウドファンディングの方が安心できますね。
リスクを抑えて投資したい方は不動産クラウドファンディングの方がオススメです。
ソーシャルレンディングに関しては、透明性が高いと筆者が判断したものを本ブログで紹介しています。
無料の登録だけでAmazonギフト券が1,000円分貰えるキャンペーンも実施中。
関連記事:Funvestの登録をやってみた!大手企業が母体のソーシャルレンディングサービス
関連記事:MaritimeBank(マリタイムバンク)の利回りや特徴を解説!「船舶」特化のソーシャルレンディング
インデックス投資と比較
市場の値動きと連動することを目指す投資。
「市場の動きを示す指数=インデックス」と呼び、日経平均株価、TOPIX、S&P500などの指数を対象に投資を行う。
インデックス投資とは投資対象も手法も全く異なります。
違いを表にしてまとめてみます。
不動産クラウドファンディング | インデックス投資 | |
最低投資金額 | 1万円から | 100円から |
流動性(売りやすいか) | やや低い | 高い |
価格変動リスク | 低い | 高い |
元本割れに対処できるか | 優先劣後方式あり | なし |
平均利回り | 5%前後 | 長期投資で4~6% |
インデックス投資についてくわしくは【揺り籠から墓場まで】インデックス投資の始め方・続け方・終わり方の記事で解説しています。
インデックス投資は始めやすく長期投資においては儲かりやすいとよく言われる手法です。
ただ、大幅下落があることも事実…
インデックス投資は下落傾向になることも勿論ある
インデックス投資でよくおすすめされるS&P500の値動きを示したグラフです。
2020年頃コロナショックで落ち込んだ後、米国は金融緩和を行って経済を活性化させてきました。
その結果、米国ではインフレが過熱。株価と同時に物価もかなり高くなっていきます。
インフレを抑制するため、FRBは利上げの対策を取りました。
金利が上がれば企業はお金を借りづらくなって業績が落ち込む方向に向かい、インフレを抑制させようという動きになります。
ただ、あまりインフレが収まらず、さらに利上げされる可能性もあります。
長期で投資すればプラスになる確率が高いインデックス投資ですが、これまで十数年単位で低迷した時期があったことも事実。
不動産クラウドファンディングは、数か月~数年単位での投資です。
株価が数か月~数年単位で下落傾向になりそうと考えている方にはリスク分散としてオススメできます。
株価と違って価格変動リスクが低いので、最初にどんな不動産ファンドに投資できたかで利益の予想も立てやすいです。
おすすめの不動産クラウドファンディング
ここからはおすすめの不動産クラウドファンディングを紹介します。
初めて不動産クラウドファンディングをやってみるのであれば、とりあえずCOZUCHIに登録しておくことをおすすめします。
ただ、人気のサービスなので確実に投資できる保証がありません。
他のサービスと合わせて登録しておくと投資機会は増えます。
ちなみに、利回り不動産はAmazonギフト券に交換できるワイズコインをプレゼントするキャンペーンを実施しています!
COZUCHIは人気なので投資できるかどうかが抽選になるケースが多数…外れると投資できません。
COZUCHI
会社名 | LAETOLI株式会社 |
設立日 | 1999年5月20日 |
事業内容 | 不動産クラウドファンディング「COZUCHI」の運営 |
資本金 | 1億円 |
免許登録 | 宅地建物取引業者 東京都知事(5)77822号 不動産特定共同事業者 東京都知事 第60号 金融商品取引業 関東財務局長(金商)第740号 |
COZUCHIの特長は、以下の3点。
- リターンの上限を設けない配当
- 高い利回り
- いつでも換金可能
本記事の中で、大きな利益が出た場合劣後出資者(不動産クラウドファンディングの事業者)が儲かると説明しました。
COZUCHIでは、大きな儲けが出た場合も優先出資者と劣後出資者でフェアに利益を分配してくれます。
さらに、利回りも4~12%で年間の募集案件も25件を超えており投資の間口が広いです。
換金には事務手数料がかかりますが、いつでも換金することができるのも魅力のひとつ。
不動産クラウドファンディングを行う際に一番お勧めされる事業者です。
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関連記事:COZUCHIの登録をやってみた!過去の投資実績やメリットも紹介
利回り不動産
会社名 | 株式会社ワイズホールディングス |
設立日 | 2014年8月 |
キャンペーン | 会員登録だけで1,000円分のワイズコインプレゼント! …詳細条件… ①新規投資家登録完了 1,000円分 ②10万円以上の投資 金額に応じたワイズコイン |
免許登録 | 宅地建物取引業 国土交通大臣(1)第9652号 不動産特定共同事業者 東京都知事第143号 |
利回り不動産は不動産のクラウドファンディングを行うことができるサービスです。
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Amazonギフト券の貰い方についてはこちらの記事で解説しています。
関連記事:利回り不動産のキャンペーンコードについて!Amazonギフト券の貰い方
Jointoα
会社名 | 穴吹興産株式会社 |
設立日 | 1964年5月25日 |
事業内容 | 分譲マンション事業 不動産ソリューション事業 ストックマンション事業 |
資本金 | 755百万円 |
免許登録 | 宅地建物取引業免許 国土交通大臣免許(10)第3300号 特定建設業許可 香川県知事許可(特-1)第5547号 一級建築士事務所登録 香川県知事登録第1847号 一般不動産投資顧問業登録 国土交通大臣登録 一般-第378号 第二種金融商品取引業登録 四国財務局長登録(金商)第12号 不動産特定共同事業許可 香川県知事許可 第1号 |
Jointoα(ジョイントアルファ)は歴史の長い穴吹興産が運営している不動産クラウドファンディングサービス。
- 東証上場企業による全国規模での投資
- 元本割れしづらく低リスク
- 他社よりも劣後出資の割合が高い
- 新規会員登録キャンペーンを行っている
売却益をあてにせず家賃収入を想定してリターンを考えていること、劣後出資割合も高いことから利回りは他のサービスと比べて低いですがかなりの低リスク。
銀行預金と比べたらほったらかして3~5%の利回りを期待できるので検討の余地ありですね。
- 1,000円分のAmazonギフト券!
関連記事:Jointoα(ジョイントアルファ)の登録をやってみた!リスクを抑えたい人にオススメ
DARWIN Funding
会社名 | ダーウィンアセットパートナーズ株式会社 |
設立日 | 2009年9月18日 |
事業内容 | ■投資不動産の売買、仲介、賃貸及び管理 ■プロパティマネジメント ■アセットマネジメント ■新築アパートの企画、開発、販売 |
資本金 | 1億円 |
免許登録 | 宅地建物取引業 東京都知事(3)第91643号 不動産特定共同事業 東京都知事 第163号 |
DARWIN Fundingはダーウィンアセットパートナーズ株式会社が運営している不動産クラウドファンディングサービス。
DARWIN Funding自体のサービスは2022年の8月から開始されていますが、運営しているダーウィンアセットパートナーズ株式会社は2009年から不動産の売買で経験を積んでいる会社です。
- 登録で500円分のAmazonギフト券!
- 登録は最短5分で完了!
関連記事:DARWIN Funding(ダーウィンファンディング)の評判は?
ちょこっと不動産
会社名 | 株式会社良栄 |
設立日 | 平成3年2月18日 |
事業内容 | 不動産開発事業(戸建、アパート、マンション、テナントビル) 不動産賃貸事業 不動産ファンド事業 |
資本金 | 3億8,982万円 |
免許登録 | 宅地建物取引業:国土交通大臣(1)第 9740 号 建設業:国土交通大臣(般-3)第28271号 一級建築士事務所:東京都知事登録 第59835号 不動産特定共同事業 東京都知事 第123号 賃貸住宅管理業 国土交通大臣(02)第004885号 |
ちょこっと不動産は株式会社良栄が運営している不動産クラウドファンディングサービス。
ちょこっと不動産自体のサービスは2021年の4月から開始されていますが、運営している株式会社良栄は1991年から経験を積んでいる30年以上の歴史ある会社です。
関連記事:ちょこっと不動産の評判は?
大家どっとこむ
会社名 | 株式会社グローベルス |
設立日 | 1996年7月10日 |
事業内容 | 不動産売買事業・中古住宅再生事業・商業施設建築事業・不動産仲介事業 コンサルティング事業・不動産クラウドファンディング事業 |
資本金 | 1憶円 |
免許登録 | 宅地建物取引業免許 国土交通大臣(3)第7845号 特定建設業 東京都知事 許可(特-2)第135078 一級建築士事務所 東京都知事登録第62093号 不動産特定共同事業者 東京都知事 第134号 第1号・2号事業者 |
大家どっとこむは1万円から投資ができる不動産クラウドファンディングサービス。
誰でも簡単にスマホ1つで投資が可能です。
年間の案件数も30件越えと投資のしやすさも魅力的ですね。
不動産BANK
会社名 | 株式会社ファミリーコーポレーション |
設立日 | 2011年4月15日 |
事業内容 | アパート・マンションの企画・開発・設計・施工・販売、収益不動産の売買、不動産仲介事業、 建築請負事業、海外不動産のコンサルティング・仲介・管理、 不動産特定共同事業法に基づく小口不動産の販売、賃貸管理事業 |
資本金 | 1憶円 |
免許登録 | 宅建業免許番号 国土交通大臣(2)第9316号 特定建設工事業 都知事許可(特-5)第148926号 一級建築士事務所 都知事登録 第63909号 不動産特定共同事業許可番号 東京都知事 第135号 不動産特定共同事業第1号・2号事業者 |
不動産BANKは年利約6%という他の不動産クラウドファンディングサービスに比べて高い水準のファンドを多く保有するサービスです。
年利が高い理由は首都圏の中古一棟不動産を取り扱っていること。
価格や資産性、賃貸需要など総合的に判断して中古物件をメインに扱っているわけですね。
中には年利8%という物件も。
現時点では先着式の物件しかありませんので、安定した利回りを得たい方は今のうちに登録し、ファンド情報が出次第出資することをおすすめします。
実際に不動産クラウドファンディングをやってみた
登録だけでAmazonギフト券などが貰えるものに関しては実際に貰えるのか試してみました。
この通り、実際に貰えています。
また、利回り不動産では実際に投資も行ってみました。
投資したファンドは成立し、プラスの成績で帰ってきました!
ファンド名 | 投資金額 | 分配金 (税引き後) |
---|---|---|
利回り不動産42号ファンド(EGAi新宿PJフェーズ2) | 20,000円 | 473円 |
他のファンドにも投資していますが、今のところ全てプラスの成績です。
不動産クラウドファンディングのよくある質問
不動産クラウドファンディングのよくある質問をまとめました。
Q.どのくらいで投資を始められますか?
A.口座開設の審査が終われば、すぐに投資が可能です。ただ、最近不動産クラファン自体が人気のため、登録直後は募集が締め切られている場合があります。
複数の不動産クラファンの会員登録をしておけば投資もしやすくなりますしリスク分散にもなるのでオススメ。
Q.会員登録のために必要な書類はありますか?
A.運転免許証やマイナンバーカードがあれば登録可能です
Q.会員登録に年会費などはないですか?
A.ありません。会員登録は無料です。
Q.会員登録後に退会は可能ですか?
A.投資を開始している場合は退会できないこともありますが、運用していなければ退会可能です。
Q.会員登録後に電話がかかってきたりしませんか?
A.基本かかりませんし、営業もされません。書類確認などのためにかかることはあります。
まとめ|不動産クラウドファンディングは選択肢としてアリ
今回は不動産クラウドファンディングのデメリットやそれに対するメリットを紹介しました。
デメリット
- レバレッジが効かない入金
- 出金に手数料がかかることが多い
- 仕組みがわかりづらく経験者が少ない
- 元本保証されていない
儲からない、とは通常の不動産投資と比べて儲からない。という意味合いで使われます。
投資している金額自体が違うので当然ですよね。
それに対するメリットがこちら。
メリット
- 小額から始められる
- 管理に手間を取られない
- 分散投資でリスク低減できる
- 利回りは年間5%くらいが平均的
管理に手間を取られず、ほったらかしで年利5%の収益があげられるのは魅力的。
リスク分散のための選択肢として、他の投資に比べてリスクを抑えやすい不動産クラウドファンディングはアリですね。
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